2012年10月26日

★現地見学ツアー西部レポート第1弾 源太ノ山津波避難路

11月29日(木)に開催する「現地見学ツアーくるまざ会西部」の訪問先に行ってきましたのでレポートします!

1箇所目の訪問地は、湖西市の旧新居町、新居関所を西にいったところに、源太ノ山というところがあります。戦争中は防空壕などがあったということで、お寺の裏山にもあたり、常緑の広葉樹の鎮守の山でもあります。

旧新居町のこのあたりは、今後起こるであろう東海地震と南海地震などいわゆる三連動での大地震が起こった場合に、平地部の大部分が高台への避難を余儀なくされます。そして、地域の人たちも真剣に考えることになったとのことです。特に、小学校や幼稚園が隣接するこの地区では、先生たちが裏山に当たる源太ノ山に避難することに決まったとのことです。
町内会長さんがお孫さんから避難訓練の様子を聞いたところ、道が存在せず、藪の中の急傾斜を先生やこどもたちがよじ登ったということだったそうです。


これはいかんということになり、地域の命山にあたるこの山になんとか避難路を作らねばということになったものの、行政にはお金がない、また単独の町内会では人手も足りない。そこで、近隣の町内会のいくつかと話をして、避難路を区間割して、かつ市の防災課にもお願いしたところ、柵になる杭とロープの提供、除草や伐採した草木を運ぶトラックを手配してくれることになったそうです。
そして、実施当日。なんと1時間で避難路ができてしまったそうです。
下るときに滑ってあぶないなどの問題はあるものの、これほど短時間で進んだのにはある仕掛けがあったそうです。
  


Posted by あきひさ at 23:23Comments(0)くるまざ会

2012年10月18日

★現地見学ツアーくるまざ会レポート中部① NPOフロンティア清沢

11月23日(祝)現地見学ツアーくるまざ会中部で伺う静岡市葵区の清沢地区で、きよさわ里の駅を運営しているNPO法人フロンティア清沢の大棟さんにお話をうかがってきました。


きよさわ里の駅と言えば、私の父が数年前、富沢にあるリハビリテーション病院でリハビリで長期入院中の時に、母親と一緒によく訪れました。当時から、「よもぎきんつば」や「猪コロッケ」「猪カレー」などがあり、良く食べたり、買いに行ったなぁという思い出があります。
また、うちの近所のスーパーに清沢のおばさん達が山の幸を売りに来て、ひそかに楽しみにしていました。
その中部地方でも有数の地域の農産物を活かした「NPO法人フロンティア清沢」の理事長である大棟さんからお話をうかがえます。
更に、今は、くるみプロジェクトやレモンの里事業などで、地域まちづくり研究所の海野さんが地域づくりのアドバイザーとして入っています。当日は、海野さんからも地域おこしの仕掛けについてお話が聞けるかと思います。

スノーボールくるみクッキー デザインは海野さん。かわいいですね~


お店の中の様子です。真ん中によもぎきんつばがあります。

当日は、よもぎきんつば、猪コロッケ、この時期限定の猪肉まんを食べることができます。
11月23日(金・祝)と3連休の初日となりますが、みなさんご参加をお待ちしています。

NPO法人フロンティア清沢さんのHPは、「しずおか地域づくり協働ナビ」からご覧下さい。
http://www.shiz-kyoudou-navi.jp/detail/904/index.html  


Posted by あきひさ at 00:40Comments(0)くるまざ会

2012年10月13日

★現地見学ツアーくるまざ会レポート東部① 小山緑志会

今年も協働による地域づくりを行っている県内各所を訪ねるバスツアー「現地見学ツアーくるまざ会」始まります!
このツアーは、協働の底力組の東部・中部・西部地域部会の方々と、運営をサポートするNPOで企画運営を行います。
事前に当日伺う団体の方々と下打ち合わせと現地の下見をしますので、その事前レポートもアップしていきたいと思います。

東部は11月14日(水)、中部11月23日(金・祝)、西部11月29日(木)に開催します。
昨年の様子は、過去のブログを見てくださいね!

さて、東部の今年は、小山町の森林における取組みの見学に行きます。
小山町といえば、静岡県の最東端、平成21年の台風で甚大な被害を受けた町でもあります。

9月14日(金)須走地区というところに、東部パレットの石井さん、山本さんに案内され行ってみました。

なんの変哲もないいい森だなぁと思うのですが、、、


トチの木?ホオノキなんかも生えていていい感じ。

でも少し入っていくと、、、、


富士山周辺のこの森は、スコリアというサラサラした溶岩の砂が積もっていて、
管理が行き届かない暗い森では、下草が育たず、大雨でドカァッと流れてしまうという
災害が起こっているそうです。
それを食い止めるために、丸太を地中に打ち込んで、砂が流れるのを食い止める
災害復旧工事を行っているということです。

災害復旧工事というのは、国や県、市町が建設会社にお願いするのが普通ですが、
ここの森は、緊急雇用事業という事業で、退職した方、仕事を探している方が
新しく仕事をもらって、一から習ってこうした丸太を打ち込む工事(土留工)を行ったとのことです。

ここで、集まった方々が、せっかく技術を身につけたので何かできないかということで、
小山緑志会というグループを結成して、ボランティアでも森の荒れているのを守るために
活動を始めたということです。

その中の一人が「田近 義博」さん。元々はイベントの企画や運営、WEB制作を本業としている方なのですが、正直、あまりにも森が似合っているので森林組合か林業の方かと思ってしまいました。


田近さんたちの活動では、近くの小学校のこどもたちも森を守るために、土留めを作ってくれたとのことです。こうした自分が住んでいる地域の森のことを子供の頃からよく知るということはすごく大事なことだと思います。


当日は、森を歩きながら、田近さんの想いがたっぷり聞けるかと思います。
それから、実際に、土留工の体験!?もできるとのことなので、楽しみにしてくださいね!

「東部★現地見学ツアーくるまざ会」は11月14日(水) 受付は8:30~JR三島駅北口(出発9:00)
終了は17時を予定していますが、有志の方で交流会を御殿場高原ビールで行いますので、
みなさんふるってご参加ください。

次回は、東部・・・富士山ペレット工場  地域で出た伐採木を産業で活かす!循環型協働のまちづくりです! レポートを楽しみにしてくださいね!

お申込みはこちらへ→http://www.facebook.com/events/417892084938350/  


Posted by あきひさ at 14:05Comments(0)くるまざ会